三角地に建つモスグリーンの家
ご主人の実家近くでの土地探し。
そこで目に留まったのは、長く売れ残った大きな三角形の土地でした。
3面のうち2面は道路に面し、抜け道として車が頻繁に通る狭い道。鋭角の角を抱えた70坪の敷地は、担当営業ですら「建てるのは大変かもしれません…」とつぶやくほどでした。
しかし、ご主人は迷いませんでした。
「エソラハウスの建築家の先生なら、きっと解決してくれますよね！」
その言葉にこそ、この家の運命があったのです。スタッフよりも建築家を信じ、期待を寄せるご家族の思いに応えるべく、設計がスタートしました。
建築家は、土地のデメリットを逆手に取る設計アプローチを採用。
角地や道路に面した条件も、光や視線のコントロール、空間の配置と重ね合わせることで、自然に答えへと昇華されました。
「これ以上ご家族に合ったプランはない」と胸を張れる完成度は、ご家族だけでなく、スタッフ一同も納得するものでした。
外観はモスグリーンの壁が印象的で、通りを行き交う人々の目を引きます。
「○○町の保育園の近くの、あのかっこいい家はエソラさんの家なんですよ」と、近隣の方が口にするほど。
道路や角地という土地のハンデが、むしろ住宅の個性と存在感を際立たせる結果となりました。
こうして完成したのは、土地の制約を逆手に取り、ご家族の期待を設計力で形にした、唯一無二の家。
困難をチャンスに変える建築の力と、施主の信頼が生み出した傑作住宅です。
